企業向けファイアウォール水準のセキュリティを 塾の月謝に反映すると、なぜ「35,000円以上」になるのか

サイバーセキュリティー

🔐 企業向けファイアウォール水準のセキュリティを

塾の月謝に反映すると、なぜ「35,000円以上」になるのか


🧠 まず前提:

「安全なオンライン塾」は教育+ITインフラ事業

全国展開・オンライン対応の塾は、
もはや「先生がZoomをつなぐだけ」の存在ではありません。

実態は:

  • 個人情報を大量に扱う

  • 常時インターネット接続

  • 攻撃対象になりうる

  • 事故が起きたら即ブランド崩壊

👉 完全に「企業ITインフラ」レベルです。


📊 ① 企業向けファイアウォールの現実的コスト

企業向け(全国展開レベル)で想定される構成:

  • 業務用ファイアウォール(UTM)

  • IDS / IPS(侵入検知・防御)

  • VPN(講師・管理者用)

  • ログ保管・分析

  • 冗長構成(故障時も止まらない)

💰 年間コストの目安(かなり控えめ)

項目 年間コスト
ファイアウォール本体 150〜300万円
セキュリティライセンス 100〜300万円
保守・更新 100〜200万円
運用・管理(人 or 外注) 200〜500万円
合計 550〜1,300万円/年

※これは「最低限・真面目にやっている」レベルです。


👥 ② これを「塾生の月謝」で割るとどうなるか?

ケース1:オンライン塾生が 100人

  • 年間セキュリティ費:1,200万円

  • 1人あたり:12万円/年

  • 月額:10,000円(セキュリティだけ)

👉 まだ授業費・人件費・教材費 ゼロ です。


ケース2:オンライン塾生が 50人

  • 1人あたり:24万円/年

  • 月額:20,000円(セキュリティだけ)


🎓 ③ 教育として最低限かかるコストを足す

項目 月額(1人)
講師人件費(質を担保) 15,000〜20,000円
教材・カリキュラム 3,000〜5,000円
システム運営 2,000〜3,000円
セキュリティ 10,000〜20,000円

▶ 合計

30,000〜45,000円/月

👉
35,000円以上という感覚は、
かなり現実的で、むしろ控えめです。


⚠️ では「月1万円以下のオンライン塾」は何が起きているのか?

ここが一番重要です。

考えられる実態:

  • 市販ルーター1台

  • セキュリティ専用機器なし

  • ログ管理なし

  • 無料ツール依存

  • 事故は「起きない前提」

👉 危険が「潜んでいる可能性」は十分にあります。

これは悪意ではなく、

構造的に守れない

という問題です。


🚨 「何も起きていない」は安全の証拠ではない

  • 攻撃されていない ❌

  • 気づいていないだけ

というケースは、IT事故では非常に多いです。


🧠 重要な視点(保護者向け)

安い=悪ではありません。
でも「安い理由」を説明できないオンライン塾は危険です。

  • どこでコストを削っているのか

  • 何を守らない判断をしているのか

それを聞いても答えられない場合、
答えはすでに出ています。


🌱 まとめ(核心)

  • 企業向けファイアウォール水準の安全性

  • 全国展開・オンライン塾

  • 個人情報・録画・成績を扱う

この条件がそろえば、

月謝35,000円以上は「高い」のではなく
「現実的な最低ライン」

です。

そして逆に、

安すぎるオンライン塾には、
見えないリスクが潜んでいる可能性がある

これは脅しではなく、
構造上の事実です。

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