
現状のサイバーセキュリティで起きている「現実」
― なぜ多くの組織が守れないのか ―
サイバーセキュリティについて語られるとき、
多くの人はこう思っています。
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お金を払えば守れる
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業者に任せれば大丈夫
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小規模なら狙われない
しかし、現実はまったく違います。
■ ビジネス用ファイアウォールの現実
本格的な業務用ファイアウォール
(OPNsense・pfSense 等)は、
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設定画面・ログ・資料が すべて英語
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日本語マニュアルはほぼ存在しない
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海外からしか購入・調達できないケースが多い
つまり、
英語ができないと
正しく設定も管理もできません。
■ 管理・保守も「英語」が前提
ファイアウォールは導入して終わりではありません。
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ログの読解
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アラートの意味理解
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設定変更の影響判断
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トラブル時の切り分け
これらはすべて、
英語ベースの知識と実務経験が必要です。
■ 小規模は「断られる」という現実
よくある誤解があります。
「パソコン10台くらいだから
管理をお願いすればいい」
しかし現実は、
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本格的な保守契約は 大手企業優先
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小規模案件は断られる
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受けても「最低限の対応」のみ
なぜなら、
セキュリティ人材が
圧倒的に不足しているからです。
■ 人材不足は「80%」
サイバーセキュリティ分野では、
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世界的に人材が足りない
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日本は特に深刻
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実務レベルの人材はさらに少ない
と言われています。
そのため、
月数万円程度の費用では
本格的な管理は成り立ちません。
■ 本格的に学んだ人でなければ扱えない
OPNsense 等の設定・修復は、
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独学レベルでは困難
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海外の実践的トレーニング経験が必要
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ネットワーク全体を理解していないと危険
設定を間違えると、
守るどころか穴を広げることもあります。
■ 大手企業でさえハッキングされている
現実として、
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大手企業
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グローバル企業
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ITに強い会社
でさえ、
ハッキング被害に遭っています。
それでも防ぎきれないのが、
今のサイバー攻撃のレベルです。
■ 狙われていないのではなく「価値がないだけ」
ここが、最も重要なポイントです。
被害に遭っていない理由が
「安全だから」とは限りません。
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まだお金がない
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まだ価値が低い
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まだ使うタイミングではない
ただそれだけの可能性もあります。
■ 狙われたら、ひとたまりもない
本格的なセキュリティ対策を取っていない組織は、
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侵入されたら防げない
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気づくのが遅れる
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被害が長期化する
という状態に置かれます。
■ まとめ
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業務用ファイアウォールは英語が前提
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本格的管理は大手優先で小規模は断られやすい
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セキュリティ人材は深刻に不足している
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月数万円では成り立たない
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大手企業ですら被害に遭っている
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「被害がない=安全」ではない
セキュリティとは、
「できるかどうか」ではなく
「現実を理解しているかどうか」です。
